2024年2月1日(木)
システムエンジニアの話
システム変更を行う前に、システムバックアップを取得します
理由はシステム変更が失敗した場合はリストアを行うためだ
ただし、このリストア時間を作業タイムチャートに見込む時に、注意が必要なので今回はその話をする
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作業にはシステムを復旧させておく時間、すなわちデッドラインがある
そのデッドラインは、作業が失敗したときの切り戻しまで含めて、想定しながら考えておく必要がある
「そんなことはわかっているよ」
と思う方は多いと思うけど、「切り戻し」という言葉の範囲が難しいため、
私なりの考えを述べてみます
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例えば、作業を行うときの計画は次のようにすることが多いと思う
■作業内容
XXサーバの定義ファイルを変更する
■切り戻し手順
XXサーバの定義ファイルを、作業前にコピーしたファイルから手動で戻す
最悪のケースを述べますが
上記切り戻し手順を行う中で、作業前にコピーしたファイルから戻らなかったら、どうだろうか
システムバックアップからリストアすることになる
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こうなると、切り戻し時間が大幅に変わることになる
■切り戻し手順 → 15分
XXサーバの定義ファイルを、作業前にコピーしたファイルから手動で戻す
■切り戻し手順 → 1時間
XXサーバの定義ファイルを、作業前にコピーしたファイルから手動で戻す
なので、切り戻し時間は15分+1時間を見ておく必要がある
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メンテナンス時間に余裕があるシステムであれば、そこまできっちり準備する必要ないのかもしれないが、メンテナンス時間に余裕がないシステムは、時間をかけて切り戻しについて準備を行う必要がある
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